[E113] Shadow Exterior Winter Snow — Ashiya Yamate
Architectural Narrative
冬の淡い雪が、地中海の強い光を受けた石灰スタッコの純白を、冷たく静謐なキャンバスへと変容させる。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』に通底する、光の不在が織りなす空間の奥行き。交差する3つのキューブは、オフホワイトの粗い石灰スタッコとトラバーチンの重厚なアクセントで構成され、深い軒下には美しいアーチ型の開口部が連なる。木製のシンプルな玄関ドアが設えられ、無機質なスタッコ壁に地中海の温もりを添えている。アーチ窓には端正なマットブラックの十字格子(クロスグリッド)サッシがはめ込まれ、その奥には純白のシルクレースカーテンが引かれている。カーテンの白が背景となることで、十字格子の黒いシルエットが建築のディテールとして鋭く引き立つ。オリーブとイタリアンサイプレスの葉に薄らと積もる雪は、冬の澄んだ空気の中で、建築の陰影の幾何学をより一層際立たせる。光と影が交錯する境界線上で、冷たい冬の影が建築の美学を静かに雄弁に語りかけている。
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E113. Shadow Exterior Winter Snow — Ashiya Yamate
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