[L113] Shadow Living Winter Morning Snow — Ashiya Yamate
Architectural Narrative
玄関ホールから左に折れ、来訪者はリビングルームに足を踏み入れる——冬の朝10時。ここは室内であり、テラスではない。支配する素材は手塗り漆喰の壁と、フラットな天井だ。リビングとダイニングの境は、漆喰の壁に切られた幅広の開口で、梁や額縁は直線——円やアーチは使わない。向こう側にダイニングテーブルと椅子が、やや低い照度で静かに見える。南は全面ガラス(開口形は長方形)。東壁の漆喰には、バイオエタノール暖炉が組み込まれており、その火口の上だけが半円アーチ(ローマ式の弧)で縁取られる——建築の中で曲線を許されるのは、この暖炉上口の一点だけである。アーチのソフィットに落ちる影と、吹き抜けの闇、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』の「影の情報の密度」。ガラスの向こうは薄雪のテラス、雪を戴くオリーブとサイプレス、鉛色の海。テレビのない家。
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L113. Shadow Living Winter Morning Snow — Ashiya Yamate
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